キャベツの青虫(アオムシ)の駆除法。見つけたらまず手で取る
キャベツの青虫(アオムシ)は、見つけ次第、割りばしや手袋をした手で取り除く捕殺が最も確実な駆除法です。家庭菜園の株数なら数日おきの見回りで十分に抑えられ、防虫ネットを併用すれば被害はさらに減ります。
キャベツの青虫の正体と被害の見分け方
青虫の多くはモンシロチョウの幼虫です。 成虫が葉の裏に卵を産み、孵化した幼虫が葉を食べて育つためです。
被害のサインは次のとおりです。
- 葉に丸い穴や不規則な食べ跡がある
- 株元や葉の上に緑色の小さなフンが落ちている
- 葉裏に黄色い小さな卵が付いている
幼虫は葉と同じ緑色で見つけにくいですが、フンと新しい食べ跡を手がかりにすると、その近くの葉裏で見つかります。
キャベツの青虫を駆除する基本の手順
最も安全で効果が高いのは手で取ることです。 薬剤を使わないので、収穫前の野菜でも安心して行えます。
1. 見回りは朝か夕方に行う
日中は葉裏や株元に隠れがちですが、朝夕は見つけやすくなります。外葉から順にめくり、葉裏と葉の付け根を確認してください。
2. 卵と小さな幼虫も取る
葉裏の黄色い卵は、葉ごとちぎるか指でつぶして取り除けます。小さいうちに対処するほうが、食害が広がる前に止められます。
3. 取った虫は袋に入れて処分する
地面に落とすと戻ってくることがあります。袋に入れて口を縛り、自治体のルールに従って可燃ごみに出します。
青虫を寄せつけない予防法
防虫ネットで株全体を覆うのが、予防として最も効果的です。 チョウが葉に近づけず、産卵されないからです。
| 予防法 | 効果 | ポイント |
|---|---|---|
| 防虫ネット(目合い1mm前後以下) | 高い | 裾を土に埋めるか留め具で密閉する |
| 見回りと卵の除去 | 中〜高 | 週2〜3回、葉裏を確認する |
| 食用の薬剤(BT剤など) | 中 | キャベツ適用の表示を確認して使う |
ネットは植え付け直後にかけるのが理想です。すき間があるとチョウが入り込むため、裾の処理が最大のポイントです。 すでに中に幼虫がいる状態で覆うと、中で増えてしまうので、先に取り除いてからかけましょう。
薬剤を使うときの注意点
手で取りきれないほど増えた場合のみ、薬剤を検討すれば十分です。 家庭菜園では数が少ないことが多く、捕殺とネットで足りるケースがほとんどです。
使う際は次の点を守ってください。
- キャベツに使えると表示された製品を選ぶ
- 希釈倍率、使用回数、収穫前日数をラベルどおりに守る
- 風の弱い日に散布し、葉裏にもかける
製品選びに迷ったら、購入するホームセンターや園芸店の担当者に相談するのが確実です。
被害が出た後の対処と収穫の目安
外葉が食べられても、結球部が無事なら収穫は問題なくできます。 キャベツは外葉が多少傷んでも、中心の葉が育てば育ちます。
相談・見直しの目安
- 見回りしても1日で株に5匹以上見つかる状態が続く
- 結球前の中心の葉(成長点)まで食べられている
- ネットを張っても毎回中に幼虫が入っている
このような場合は、販売店や地域の園芸相談窓口に症状を伝えて相談しましょう。中心の葉を食べ尽くされた苗は回復しにくいため、新しい苗に植え替える判断も選択肢です。
収穫後は、外葉を数枚はがして洗い、結球の内側に虫やフンがないか確認してから調理してください。
よくある質問
- 青虫を取っても翌日また増えるのはなぜですか?
- モンシロチョウが飛来するたびに卵を産むためです。成虫が来る時期は継続的に産卵されるので、駆除と並行して防虫ネットで産卵そのものを防ぐのが効果的です。
- 青虫がついたキャベツは食べても大丈夫ですか?
- 食害された外葉を取り除き、流水でよく洗えば食べられます。結球部分に虫やフンが入り込んでいることがあるため、葉を1枚ずつはがして確認してください。
- 薬剤を使う場合は何に注意すればよいですか?
- キャベツに使用できると表示された製品を選び、ラベルの希釈倍率・使用回数・収穫前日数を必ず守ってください。迷う場合は購入した販売店に相談しましょう。