ブロッコリーのプランター栽培。株間と脇芽収穫のコツ
ブロッコリーは、深さ25cm以上、容量20L前後の大型プランターに1株が育てやすい目安です。横長の60cmプランターなら2株までにしましょう。株間は広く取るほど花蕾が育ちやすく、頂花蕾を収穫した後も脇芽(側花蕾)を数週間楽しめます。
ブロッコリーをプランターで育てる基本
容器は大きめを選ぶのが成功の近道です。 ブロッコリーは葉が大きく広がり、根もよく張るため、小さな鉢では水切れや肥料切れが起きやすくなるからです。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| プランター | 深さ25cm以上、容量20L前後(1株) |
| 60cm横長プランター | 2株まで |
| 株間 | 30〜40cm |
| 置き場所 | 日当たりと風通しの良い場所 |
| 土 | 野菜用培養土(酸性に傾いていれば苦土石灰で調整) |
| 植え付け | 秋どりは8月下旬〜9月(中間地の目安) |
苗は、本葉が5〜6枚で茎が太く、葉の色が濃いものを選びます。植え付けは根鉢を崩さず、浅めに植えて、たっぷり水を与えます。
株間はどれくらい空ければよいか
株間は30〜40cmが目安です。 狭すぎると葉が重なって日光が当たらず、茎が徒長して花蕾が小さくなりやすいためです。
プランターに2株植えるときは、端に寄せすぎず、両端から10cmほど内側にずらして植えると葉が広がりやすくなります。スペースに余裕がない場合は、無理に2株植えず1株に絞るほうが、結果的に大きな花蕾が取れます。
水やりと追肥のタイミング
水やりは土の表面が乾いたらたっぷり、追肥は植え付けの2週間後から2〜3週間おきが目安です。 根が浅く張るプランターでは、肥料切れが花蕾の大きさに直結します。
- 追肥は化成肥料を1回あたり軽くひとつまみ(製品の表示量に従う)、株元から少し離して与える
- 与えたあとは土寄せをして株を安定させる
- 花蕾が見え始めたら水切れに注意する
防虫ネットで害虫を防ぐ
植え付け直後から防虫ネットで覆うと、アオムシやコナガの被害を大きく減らせます。 ブロッコリーはアブラナ科で、チョウやガが卵を産みに来やすいためです。
ネットは目合い1mm前後のものを使い、裾を洗濯ばさみや土でしっかり留めます。それでも葉に穴が開いたら、葉裏を探して幼虫を取り除いてください。被害が広がり、自分で対処しきれないときは、購入した販売店に相談すると、家庭菜園向けの薬剤を教えてもらえます。
頂花蕾の収穫と脇芽収穫のコツ
頂花蕾は、直径10〜15cmほどで、つぼみが粒立って締まっているうちに収穫します。 黄色い花が咲き始めると食味が落ちるためです。
収穫のポイントは次のとおりです。
- 花蕾の下10〜15cmの茎を、清潔なハサミで切る
- 切ったあとも株は抜かず、水やりと追肥を続ける
- 葉のつけ根から出る脇芽が3〜5cmになったら、順に収穫する
頂花蕾を切ったあとに追肥を1回入れると、脇芽が育ちやすくなります。 脇芽は小ぶりですが、1株で数週間にわたって何度か収穫できます。
うまく育たないときの見直しポイント
花蕾ができない、小さいときは、苗の時期・肥料・根詰まりの順に確認します。
| 症状 | 考えられる原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 花蕾が小さい | 肥料不足、株間が狭い | 追肥、株を減らす |
| 葉が黄色い | 水切れ、肥料切れ | 水やりと追肥の見直し |
| 花蕾がすぐ咲く | 収穫が遅い、高温 | 早めに収穫する |
| 葉に穴 | アオムシなど | ネットと手で除去 |
収穫が遅れて黄色く咲いてしまった花蕾も、食べて害があるわけではありませんが、風味は落ちます。次の作では早めの収穫を心がけましょう。
よくある質問
- ブロッコリーの苗はいつ植えるのが良いですか?
- 一般的な中間地では、秋どり用は7月下旬〜8月に種をまき、8月下旬〜9月に苗を植え付けます。春どり向けの品種もあるので、苗や種の袋に書かれた適期を優先してください。暑い時期は寒冷紗などで日よけをすると安定します。
- 花蕾が大きくならず小さいまま咲いてしまうのはなぜですか?
- 苗が小さいうちに低温にあったり、肥料不足や根が詰まったりすると、花蕾が小さくなりやすいです。植え付け後の追肥を忘れず、適期に植えることが予防になります。小さくても食べられるので、ほころぶ前に収穫しましょう。
- アオムシがつくのを減らすにはどうすればいいですか?
- 植え付け直後から目の細かい防虫ネットで覆うのが最も確実です。ネットのすき間から成虫が入らないよう裾をしっかり留め、見つけた幼虫は割りばしなどで取り除きます。葉裏の卵も定期的に確認すると安心です。