トマトの脇芽かきのやり方。時期と失敗しない切り方
トマトの脇芽かきは、脇芽が3〜5cmほどの小さいうちに、晴れた日の午前中、手で摘み取るのが基本です。主枝1本に整える「1本仕立て」にすると、プランターでも風通しがよくなり、実の育ちも安定します。
トマトの脇芽かきをする理由
脇芽かきは、株の養分を実に回し、風通しと日当たりを保つために行います。 脇芽は葉の付け根から次々に出て、放っておくと枝が増えて混み合います。混み合うと病気が出やすくなり、管理もしにくくなります。
脇芽とは、主枝と葉の付け根の間から出る小さな芽のことです。花房の下の脇芽は勢いがよく、すぐに大きくなります。
トマトの脇芽かきの時期と頻度
苗を植え付けて1〜2週間後から始め、週に1回ほど見回るのが目安です。 脇芽は成長が早いため、こまめに確認すると小さいうちに取れます。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 開始時期 | 植え付け後1〜2週間、脇芽が出始めたころ |
| 取るサイズ | 3〜5cm以下 |
| 頻度 | 週1回程度 |
| 時間帯 | 晴れた日の午前中 |
| 終了時期 | 収穫期に入り、主枝の先を摘むまで |
失敗しない脇芽かきの切り方
小さい脇芽は指でつまんで横に倒すように折り取るのが、最も簡単で確実です。 切り口が小さく、乾きやすいためです。
手順
- 葉の付け根から出ている脇芽を見つけます。
- 親指と人差し指でつまみ、横に倒して折り取ります。
- 切り口が濡れていないか確認します。
大きくなった脇芽の場合
太い脇芽はハサミで切ります。 手でむりに折ると、主枝の皮まで裂けることがあります。ハサミは清潔なものを使い、1株ごとに拭くと、病気の広がりを抑えられます。
雨の日や夕方は避ける
切り口が濡れたままだと、傷口から病気が入りやすくなります。 晴れて乾いた午前中なら、切り口が夜までに乾きやすくなります。
脇芽かきで失敗しやすいポイント
取りすぎと、取り忘れが主な失敗です。 次の点に気をつけてください。
- 主枝の先端の芽(成長点)は取らない。ここを取ると上に伸びなくなります。
- 花房のすぐ上の芽と間違えない。花房は残します。
- 一度に葉を取りすぎない。株が弱るので、脇芽かきと葉かきは分けて行います。
大玉トマトとミニトマトの違い
大玉トマトは1本仕立て、ミニトマトは2本仕立てにするなど、やや柔軟に管理できます。
| 種類 | 仕立て方の目安 |
|---|---|
| 大玉トマト | 1本仕立て。脇芽はすべて取る |
| 中玉トマト | 1〜2本仕立て |
| ミニトマト | 1〜2本仕立て。勢いがあれば脇芽を1本伸ばす |
プランターでは株数が少ないため、2本仕立てにすると収量を増やしやすくなります。ただし、枝が増えるほど肥料と水の必要量も増えるので、追肥は様子を見て行ってください。
脇芽かきが遅れてしまったときの対処
太くなった脇芽は無理に取らず、先端を摘んで伸びを止める方法もあります。 株への負担が少なく、また、切り口が大きくなりすぎるのを防げます。
取った脇芽は、10cmほどなら挿し木にもできます。水に挿して明るい日陰に置くと、根が出ることがあります。
まとめ
脇芽かきは、小さいうちに、晴れた午前中に、週1回ほど取るだけで十分です。慣れれば数分で終わる作業なので、水やりのついでに見回る習慣にすると、無理なく続けられます。
よくある質問
- 脇芽を大きくなるまで放置してしまった場合、取ってもよいですか?
- 太さが1cmを超えるような大きな脇芽は、株への負担が大きいため、無理に取らず、その枝の先を摘んで伸びを止めるか、そのまま育てて枝として使う方法もあります。切る場合は晴れた日の午前中に清潔なハサミを使い、一度に多く切りすぎないようにします。
- 取った脇芽は挿し木で増やせますか?
- はい、増やせる場合があります。10cm前後の元気な脇芽を水に挿すか、湿らせた土に挿して明るい日陰に置くと、1〜2週間ほどで発根することがあります。ただし、病気にかかった株の脇芽は使わないでください。
- ミニトマトも脇芽かきは必要ですか?
- 必要ですが、大玉トマトほど厳密でなくても育てられます。プランターでは混み合いやすいので、1〜2本仕立てにして風通しを確保すると管理しやすくなります。株が旺盛なら少し残して収量を増やす方法もあります。